うすいえんどうとは
うすいえんどうはグリーンピースに似ていますが、別の品種のえんどう豆になります。実が大きく上品で繊細な甘みがあり、ほくほくとした食感が特徴です。グリーンピースと比べて皮が薄く青臭さも少なく色はグリーンピースに比べて少し黄緑に近い色合いです。豆ご飯は甘くやわらかい食感で絶品で、他にも卵とじなど様々な料理に使える春の旬野菜として関西では親しまれてる野菜です。
名称 | うすいえんどう (紀州うすい) |
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分類 | マメ科エンドウ属 |
主な産地 | 和歌山県、大阪府など |
種まき時期 | 11月~12月頃 |
収穫時期 | 露地栽培:4~5月頃ハウス栽培:12~4月頃 |
うすいえんどうの特徴
うすいえんどうの特徴としては、実が大きく上品で繊細な甘みがあり、ほくほくとした食感が特徴です。グリーンピースと比べて皮が薄く青臭さも少ない。色はグリーンピースに比べて少し黄緑に近い色合いです。関西地方では古くから春を告げる旬の食材として「豆ご飯」や「卵とじ」といった料理で親しまれてきました。→和歌山の「うすいえんどう」のご購入はこちら
うすいえんどうとは
うすいえんどうは、えんどう豆の一種で、莢(さや)を取って中の未成熟の実を食べる「実えんどう」です。一般的にグリーンピースと呼ばれている種類の豆ですが、冷凍物や缶詰等とは違い、豆ご飯や卵とじなど、様々な料理に使える春の旬野菜として関西では親しまれてる食材です。
和歌山県の特産品で、中でも日高地方が一大産地となっています。関東方面にはあまり出回っておらず、主に関西地域で流通、消費されています。日高地域の栽培面積は約205ha。毎年5月4日の緑の日はうすいえんどうの日。和歌山県では記念日に合わせて豆むき大会等のイベントも開催されています。
うすいえんどうの栽培
11月頃…種まき
春収穫の露地栽培の場合は、11月頃に種をまきます。約半年かけて育てていきます。
3~4月頃…開花
3~4月頃。うすいえんどうの花が咲きました。この後、実が大きくなっていきます。
4月頃…収穫前
4月頃。実が大きく成長し、サヤが今にもはちきれんばかりに大きく膨らみます。
4~5月頃…収穫
収穫はすべて手作業になります。傷をつけないようにひとサヤずつ丁寧に収穫していきます。
うすいえんどうのサヤのむき方
弓なりに湾曲した方を表にして両手でサヤを持ちます。
両手の指で実の先端辺りを押します。プチっという感じでサヤが開きます。
開いた先端から下に向かって開いていきます。
親指で手前から先端に向かってゆっくりと豆を押し出していきます。
うすいえんどうの栄養
うすいえんどうをはじめ、豆類には良質のたんぱく質が豊富に含まれています。たんぱく質は人間の筋肉や血液を作るための重要な栄養素で、元気な丈夫な体を作る基礎になります。豆類の中でも、えんどう豆は炭水化物を多く含み、カロテン、ビタミンB1・B2・B6、食物繊維、カリウム、鉄分、葉酸など、多くの栄養素が豊富に含まれています。
「紀州うすい」について
明治時代にアメリカから入ってきた実えんどうが、大阪府羽曳野市碓井(おおさかふ はびきのし うすい)で、栽培されたのがうすいえんどうの名前の由来になっています。 より栽培に適していた和歌山県での栽培が盛んになり、従来のうすいえんどうより多収で良品種な「きしゅううすい」、そのきしゅううすいと、きぬさやの一種である美笹を交配した「紀の輝」、極早生の「矢田早生」、和歌山県で生産されているこれら3種総称して「紀州うすい」と呼び、平成18年に地域団体商標に認定されています。