小玉スイカ(ひとりじめ)とは
小玉スイカ(ひとりじめ)は和歌山県の特産品です。ひとりじめスイカの特徴は小玉スイカながら大玉スイカに近いシャリ感があってとってもジューシー。皮のギリギリまで果肉が詰まっていて、糖度は約13度ほどでコクのある甘さがあります。人気のひとりじめ7をはじめ、シリーズ化されている品種です。甘いスイカが好きな方におすすめです。
名称 | 小玉スイカ(ひとりじめ) |
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品種 | ひとりじめ ひとりじめ7(セブン) ひとりじめ7-EX ひとりじめHM |
分類 | ウリ科スイカ属 |
主な産地 | 和歌山県、熊本県など |
定植時期 | 4~5月頃 |
収穫時期 | 5~7月頃 |
小玉スイカ(ひとりじめ)について
ひとりじめシリーズは奈良県の種苗会社である株式会社萩原農場が開発した小玉スイカの品種です。品種の種類は「ひとりじめ」、「ひとりじめ7」、「ひとりじめ7-EX」、その他にも黒皮品種「ひとりじめBonBon」や同じく黒皮の黄肉品種「イエローBonBon」などがあります。
小玉スイカ(ひとりじめ)の特徴
ひとりじめシリーズの特徴は小玉スイカながら大玉スイカに近いシャリ感があってとってもジューシー。皮のギリギリまで果肉が詰まっていて、糖度は約12~13度ほどでコクのある甘さがあります。甘いスイカが好きな方におすすめの品種です。まさに「ひとりじめしたくなる美味しさ」です。また小玉スイカはサイズも小さく1玉で約2kg前後の重さですので冷蔵庫にも入れやすく、少人数でも食べきりやすいのが良いところ。
和歌山県の小玉スイカ栽培について
和歌山県の中でも日高地方が主な産地となっています。印南町、御坊市で約1,275トン(平成24年度日高地方計)の生産量を誇っており、西日本一の小玉スイカの産地となっています。小玉スイカをメインに品種は主にひとりじめ7やひとりじめHMなどが栽培されています。日高地方のスイカは、大正中期から栽培されていました。昭和57年頃までは大玉スイカが主体となっていましたが現在は小玉スイカが主体となっています。和歌山県は暖流黒潮の影響もあり、年間を通じて暖かい気候でスイカの栽培に適した風土です。出荷時期(収穫時期)は5月中旬~7月頃。
スイカの美味しい食べ方
スイカを美味しく食べられる温度は約10~15度と言われています。川の水でスイカを冷やしている映像をよく見かけますが、まさに適温だといえます。井戸水で冷やすのも適しています。スイカは冷やしすぎると甘さを感じにくくなるので、冷蔵庫で冷やす場合は食べる2~3時間前がおすすめです。スイカは中心部が一番甘くなっていますので中心部から放射状に切り分けるといいでしょう。
スイカはなるべく早く食べる
スイカは収穫後は追熟しない果実です。メロンのように追熟して甘さが増すということがなく、日にちとともに次第に味が落ちていきます。そのため購入後はすぐに食べることが重要です。保存期間は一般的には2週間といわれていますが、完熟収穫も増えてきていますので、1週間程度を目安にできる限り早めに食べるようにしましょう。
スイカの保存方法
スイカの保存は直射日光を避け、涼しい場所(冷暗所)で保存しましょう。冷やし過ぎると甘みが減ってしまいますので冷蔵庫では保管せずに常温保管が基本です。冷やして食べる場合は、食べる直前(2~3時間前)に冷蔵庫に入れて冷やすのがおすすめです。ただしスイカをカットした場合は傷みが早いので必ず冷蔵庫で保存して1日程度で食べきりましょう。※スイカは冷凍保存には向いていません。
美味しいスイカ(甘い)の見分け方・選び方
音で見分ける?
スイカを手で叩いている映像を見たことありますか?確かに以前はスイカの内部の空洞を見分けるために叩いて判断することもありました。しかし現在は品種改良も進み、空洞になるスイカが減ったためスイカを叩いた音で良いスイカを見分けるということはほぼ無くなりました。美味しいスイカを見極めるのに叩くことは無意味なのです。
見た目で見分ける
サイズについては基本的には小さいものより大きいものの方が美味しいといわれています。また黒いギザギザの模様がはっきりとしている、ツルの付け根がくぼんでいてその周りが盛り上がっているものほど甘いスイカだといわれています。さらにツルの部分がきれいな緑色をしていたら新鮮な証拠です。スイカは鮮度も重要ですので新鮮なものほど美味しいといえます